御宿「岩の井」海中熟成酒

千葉県・御宿、岩の井のラベルには美しい海岸線が描かれています。

じつはココ、伊豆では無く御宿。慶長14年(1609年)に御宿沖で難破した
スペイン領メキシコ船「サン・フランシスコ号」の乗組員を村民達が救出した海岸です。
岩の井を醸造する岩瀬酒造の母屋の梁には、
その時座礁した「サン・フランシスコ号」の帆柱が使われています。

先代の禎之氏（故人）は、戦前から海女を撮り続け展覧会で、
「総理大臣賞」を受賞した写真家でもあります。（代表作：写真集「海女の群像」

「岩の井・海中熟成酒」海を愛する岩瀬酒造にまたひとつ海のエピソードが加わります。

御宿の海岸に近い岩瀬酒造の地下水は貝殻層を通る硬度が高い水。
硬度が高いとカルシウムやカリウムが多いので養分も多く
「山廃酒母」で仕込みをすると濃醇でしっかりしたお酒が誕生します。
岩の井の特徴、熟成にも的した米の旨味を引き出す「山廃仕込み」
古くから古酒造りにも拘る岩の井お酒は、
海の中でどんな熟成をみせてくれるのか？引き上げ時が待ち遠しいですね。

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岩瀬酒造URL
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